ユニチャム株高値、中国やインドネシアでの成長加速-野村証格上げ

ユニ・チャームの株価が年初来 高値を更新。中国やインドネシアなどアジア市場の開拓が進み、中期 的な業績拡大期待が高まっている。野村証券では化粧品・トイレタリ ー業界で最も成長性があるとして、投資判断を引き上げた。

この日は一時、前日比4%高の7580円まで反発。チャート上は 4月中旬の6000円割れ水準から反発傾向を強めており、09年度に 入った4月からこの日午前までのパフォーマンスは23%高と、同社 が属する東証1部33業種の化学株指数の18%高を上回る。

ユニチャムでは、国内市場の成熟化を受けて海外市場に力を入れ ており、前期(2009年3月期)のアジア地域の連結営業利益はその 前の期を17%上回る99億1800万円に増えた。営業利益全体に占め る比率は28%。

野村証券の繁村京一郎アナリストは8日付のリポートで、同社の 紙おむつのシェアはインドネシアで34%(1位)、中国で14%(3 位)であるとしたうえで、「現地での普及率は10%程度に過ぎず、 潜在市場は大きい」と指摘。営業地域の拡大や中・低価格製品の投入 などで、アジア市場はマス市場の開拓が進んで新たな成長ステージに 入った、と分析する。

一方、国内では紙おむつの価格競争が沈静化したほか、大人用紙 おむつなど高齢化社会に対応した製品が好調だという。この結果、同 氏はアジア市場開拓と日本の超高齢化社会対応を両立できる点を評価 し、投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」へ引き上げた。目 標株価は9500円としている。

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