三菱東京UFJ債:スプレッド23-28bp、金融危機時の半減に

三菱東京UFJ銀行が9日に募集し た発行総額700億円の国内普通社債(SB)のスプレッド(金利上乗せ 幅)は、国債利回りに対して23から28ベーシスポイント(1bp=0.01% )で決まった。2008年秋のリーマン破たんの影響で大幅に拡大した水準 と比べ半分以下となった。

主幹事の三菱UFJ証券によると、同行が起債したのは、3年債 200億円、5年債400億円、10年債100億円の3本で、表面利率はそれ ぞれ、0.605%、0.905%、1.575%で決まった。発行価格は3本とも 100円。スプレッドは対国債利回りでそれぞれ+23Bp、+24bp、+28bp だった。

ブルームバーグ・データによれば、同行が08年7月に発行した5年 債は、同年秋以降の金融危機の影響で+59bp程度まで拡大した。市場の 信用収縮が深刻化する前のスプレッドは、3年債と5年債で+24bp、10 年債で+29bpだ。

米国の金融不安の後退や良好な需給環境などを受けて、今年3月末 以降から社債のスプレッドは総じて縮小に転じている。今回の新規発行 社債のスプレッドは流通市場よりも縮小する傾向にあることや、投資家 の需要などから、5年債は+24bpで決まり、リーマン破たん以前の新発 債のスプレッドと同じ水準となった。

三菱UFJ証券デット・シンジケーション室担当者は、定例発行で なじみのある投資家層や、地方銀行や信用組合金庫など地方の投資家層 を中心に順調に販売できたという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE