G8首脳:出口戦略の実行は時期尚早、景気回復弱いと認識-サミット

【記者:Helene Fouquet and James G. Neuger】

7月9日(ブルームバーグ):主要国首脳会議(ラクイラ・サ ミット)に出席した主要8カ国(G8)首脳らは、戦後最も深刻な リセッション(景気後退)からの回復があまりにも脆弱(ぜいじゃ く)なため、経済に資金を投入する各国の取り組みの撤回を検討す るのは時期尚早との見解を表明した。

オバマ米大統領は、株式市場が再び下落に転じたことで、景気 刺激のためこれまで行われた全世界で2兆ドル(185兆6000億 円)もの支出が、消費や企業活動を回復させるに至っていないとの 懸念を踏まえ、追加的な景気刺激策を導入する可能性を残しておく よう強く働き掛けた。

ブラウン英首相は8日、サミットの冒頭セッション後に記者団 に対し、「G8は世界経済に対して2度目の警鐘を鳴らす必要があ った」と説明。「世界経済をめぐってわれわれが無視できない警戒 信号が表れている」と語った。

一方、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のバロー ゾ委員長はブルームバーグテレビとのインタビューで、「状況は非 常に不安定だ」とした上で、「われわれは危機からまだ抜け出した わけではないが、景気が際限なく下降する状況は既に終わったよう だ」と述べた。

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