英国債:上昇、不動産不況の長期化観測で-10年債利回り3.61%

英国債相場は上昇。6月の英住宅 価格が予想に反して下げたうえ、イングランド銀行(英中央銀行)金 融政策委員会(MPC)の元メンバー、スティーブン・ニッケル氏が 国内不動産市場の回復には時間がかかるとの見方を示したことで、安 全投資先としての国債に買いが集まった。

10年債利回りは6月30日以来の低水準を付けた。英中銀が量的 緩和策の一環として、30億ポンドの国債を購入したことも手掛かりと なった。カリヨン(ロンドン)によると、英中銀は9日の政策会合で、 先に発表した1250億ドルの債券購入計画を拡大する可能性がある。 英政府が10億ポンドのインフレ連動債を入札した後も相場は堅調を維 持した。

カリヨン(ロンドン)の債券ストラテジスト、ピーター・チャト ウェル氏はニッケル氏の発言について、「まさに市場が必要としてい たものだ。これで英国債を買い持ちにする理由ができた。英中銀によ る量的緩和策の拡大について、多くの憶測が飛び交うことも予想され る」と指摘した。

ロンドン時間午後5時現在、10年債利回りは前日比7ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.61%となった。同国債 (表面利率4.5%、2019年3月償還)価格は0.55ポイント上げ

107.17。2年債は9bp下げて1.09%。

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