EU:後発医薬品めぐる製薬会社の和解、反トラスト法関連で調査

欧州連合(EU)の規制当局は、 ジェネリック(後発医薬品)メーカーとブランド製薬会社が高血圧症 治療薬の販売を阻害した問題について、反トラスト法(独占禁止法) 関連の調査を進めている。

調査対象にはイスラエルの製薬テバ・ファーマシューティカル・ インダストリーズやスロベニアの医薬品メーカー、クルカ・グループ、 インドのルピンなども含まれる。EUの執行機関である欧州委員会は、 フランスの製薬会社レ・ラボラトワール・セルヴィエの高血圧症治療 薬ペリンドプリルのジェネリック版医薬品の市場参入を阻害した可能 性がある取り決めについて調べている。

欧米双方の反トラスト(独占禁止法)当局はブランド製薬企業と ジェネリックメーカーとの和解が消費者に及ぼす影響について精査を 進めている。米議会はジェネリックメーカーが奨励金を取得すること を含む和解を禁止する法案の策定を検討している。

ローガン・ハートソンの弁護士、スザンヌ・ラブ氏(ロンドン在 勤)は「ブランド製薬とジェネリックメーカーの両者が規制当局の次 の一手に注目している」と指摘。EUが調査を進めている製薬会社の 特許に関する和解は「米国での現状とある程度共通している」と述べ た。

欧州委員会は8日付リポートで、製薬会社はあらゆるテクニック を駆使しジェネリックの参入を「可能な限り」遅らせると記述。ジェ ネリックの参入を遅らせる特許の活用が反トラスト法に違反するか調 査を継続すると表明した。

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