ザインエレ株が2年半ぶり高値、薄型TV向けが伸長-増額修正を期待

液晶ディスプレイ(LCD)向け半 導体製品の開発に強みを持つザインエレクトロニクスの株価が反発。高 精細テレビの普及に連れ、同社の表示制御用システムLSI(大規模集 積回路)の需要が伸びている。「エコポイント」導入により省エネ家電 に対する関心も高まっており、今期(2009年12月期)業績の上振れ などが期待された。

この日は一時、前日比7.5%高の22万9900円と2007年1月25 日以来、約2年半ぶりの高値水準を回復。08年10月28日に付けた4 万1000円を直近底値に上昇基調に転換、過去8カ月半で株価は5.6倍 に値上がりした。09年の年明け以降の上昇率は343%で、ジャスダッ ク指数を構成する888銘柄の中でトップだ。

いちよし経済研究所の張谷幸一シニアアナリストは、「薄型テレビ 向けの高速伝送LSIの搭載率が高まっている上、利益率も向上してお り、今期の連結営業利益は20億円に達する可能性が高い」と分析、業 績の増額修正があるとみる。さらに、携帯電話などモバイル向けのLS Iも伸び、「中期展開力も高い」と評価した。同経研では、目標株価を 34万円に設定、投資判断「極めて投資妙味あり」を継続している。

会社側による今期の連結営業利益予想は前期比38%増の14億500 万円。これに対し担当アナリスト4人の平均値は17億6300万円で、 会社計画を市場コンセンサスが25%上回る。いちよし経研の来期営業 利益予想は30億円で、1株利益(EPS)は1万5601円を見込む。

ザインエレの総合画面 {6769 JP <Equity> BQ}

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