英政府:公的救済行の融資拡大策、ラクイラ・サミットで導入提唱へ

【記者:Thomas Penny】

7月8日(ブルームバーグ):英政府は8日開幕する主要国首脳会 議(ラクイラ・サミット)で、公的資金による救済を受けた金融機関 に融資拡大を迫る措置を導入し、世界経済のてこ入れを図るよう強く 求める見通しだ。

英政府は、財務省の救済の対象となった国内金融機関と今年700 億ポンド(約10兆6200億円)相当の融資上積みを義務付ける取り決 めを結んだ。他の主要国にも同様の措置を採用するよう求めたい考え だ。複数の英政府当局者がサミットを前に記者団に明らかにした。

ブラウン首相は、世界経済が回復しつつある兆しを見せる一方、 プラス成長への回帰がまだ確実なものとなっていないことに懸念を表 明。財政赤字の抑制に重点を置くよう求める声を振り切り、景気浮揚 のためにあらゆる可能な努力を行うと強調している。

英国の立場は、オバマ米大統領に景気対策第2弾の検討を求めた 米大統領経済顧問、ローラ・タイソン氏の提言が示唆する方向と一致 する。英政府当局者は財政出動による景気刺激策の出口戦略について、 景気回復が定着し、持続可能なものとなって初めて実行に移すべきだ と主張している。

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