円は1ポンド=145円へ、「三尊天井」が完成-テクニカル分析

外国為替相場のチャート分析に詳 しい三菱東京UFJ銀行の橋本将司シニアアナリストによると、円の 対ポンド相場は下落(円高・ポンド安)基調への転換を示す「三尊天 井」を形成したため、数週間以内に1ポンド=145円台まで円高・ポ ンド安が進む可能性がある。

橋本氏は8日のインタビューで、ポンド・円相場が6日の安値 153円4銭や7日の終値153円15銭によって、154円台に位置する 「ネックライン」を下抜けしたと指摘。「6月12日の162円60銭 を頂点とする『三尊天井』が完成した」ため、さらに下落(ポンド 安・円高)するだろうと述べた。

「三尊天井」は3つの山からなるチャートのパターンで、真ん中 の山が一番高い。仏像が3体並んだ形に由来し、米欧では「ヘッド・ アンド・ショルダー」と呼ばれる。3番目の上昇が直近の高値を抜け 切れず、真ん中の山の起点と終点の水準(ネックライン)を下回ると、 当面の上昇局面が終わったと判断する。

橋本氏は、ポンド安・円高のメドは145円台になると予想。6 月12日の高値から23日(154円8銭)の「ネックライン」までの 幅8円52銭を、同水準から差し引くと145円56銭になると指摘し た。

1月12日に記録した過去最安値118円85銭から6月12日の 約7カ月半ぶり高値までの上昇幅をフィボナッチ級数の1つである

38.2%戻した145円89銭や、下落基調にある200日移動平均線 145円74銭前後も目安になると分析した。

ポンド・円相場は5月18日の143円6銭から6月3日に160 円48銭まで上昇。5日には154円89銭に反落したが、12日に 162円60銭と年初来高値をつけた。23日には154円8銭に下落。 30日に160円29銭に上昇し、7月8日には一時151円84銭と5 月27日以来の安値をつけた。午前11時45分時点では152円19銭 前後。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE