住江織株が年初来高値、コスト圧縮で前期は営業黒字確保-売買膨らむ

インテリア繊維製品や自動車内装品 の製造・販売を手掛ける住江織物の株価が急騰し、年初来高値を更新。 自動車関連の受注低迷が続く中、人件費などのコスト圧縮効果により、 前期(2009年5月期)の連結営業損益は一転黒字を確保したもよう。 リストラ策の進展、業況好転を評価する買いが膨らんだ。

株価は前日比16%高の156円まで上げ、1月9日に付けた年初来 高値(150円)を半年ぶりに上回った。午前の売買高は725万株に達し て、05年3月10日以来の高水準に膨らんでいる。

7日に住江織が発表した09年5月期業績予想の修正によると、3 億9000万円の赤字を見込んでいた連結営業損益は1億1000万円の黒字 (前の期は23億円の黒字)を確保したもよう。一方、売上高は従来予 想を16億円下回り、前の期比12%減の713億円にとどまったようだ。

世界的な景気後退を背景とした収益環境の悪化に伴い、同社では事 業構造改革を進めている。経営企画室の増田大輔氏によると、その一環 として、自動車座席シートの表皮材を製造している大阪工場の閉鎖や、 カーペットを製造する奈良工場の稼働抑制に伴い、工員を中心に人件費 を削減、生産合理化も進んできたという。

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