ジャンク債は急上昇で「信じられないほど危険」な状況-ピーターズ氏

モルガン・スタンレーのクレジッ ト戦略責任者、グレッグ・ピーターズ氏は7日、負債の多い企業のジ ャンク債(高リスク・高利回り債)の価格上昇で、相場は「信じられ ないほど危険」な状況にあるとの見方を示した。

ピーターズ氏は顧客向け電話会議で、利益に対する負債の割合の 平均が11年ぶりの高水準にあるものの、ジャンク債利回りの米国債 に対する上乗せ幅(スプレッド)から示唆される今年のデフォルト (債務不履行)率は予想を若干下回る13%にとどまっていると指摘。 ジャンク級企業の約42%は、EBITDA(支払い利息・税金・減価 償却・償却控除前利益)の少なくとも6倍の負債を抱えるという。

格付け会社フィッチ・レーティングスは7日、弱い景気や「引き 続き厳しい」資本市場を背景に、ジャンク債のデフォルト率が今年、 過去最高の18%に達する可能性があると予想した。ピーターズ氏は、 4-6月(第2四半期)に負債の多い企業の債券が上昇したのは「懸 念される」と述べ、投資家は負債に対して最も手元現金の多い企業に 注目すべきだと指摘。「今はリスクに見合った適切なリターンが見当 たらない」と語った。

メリルリンチの米ハイイールド・マスターII指数によると、高 利回り債の2009年第2四半期のリターンは、リセッション(景気後 退)の最悪期は過ぎたとの投資家の期待感を背景に、過去最高の23% に達した。

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