独連銀総裁:企業への直接融資は実行せず、財務相に反論

ドイツ連邦銀行(中央銀行)のウ ェーバー総裁は7日、同中銀が企業への直接融資は現段階では「必要 ない」と見ていることを明らかにした。シュタインブリュック独財務 相はこれに先立ち、同国での与信不足の緩和に向け同中銀には一段の 対策を講じる余地があるとの考えを示唆していた。

ウェーバー総裁は同中銀のウェブサイトで発表した声明で「銀行 システムが機能不全に陥った場合にのみ中央銀行は行動の可能性を模 索する必要がある。たとえば社債の購入などだ」と表明。「独連銀は 現段階ではその必要はないと見ている」と述べた。さらに「ドイツは 現在信用収縮には直面していない」と付け加えた。

シュタインブリュック独財務相は欧州の財務相会合後の記者会見 で、一部の企業は融資獲得が困難になっており、状況が悪化すれば 「同中銀が直接与信を提供する余地もあり得る」と指摘していた。こ れは、銀行がより好ましい融資環境を企業に還元しないならば、金融 当局は銀行システムの迂回を余儀なくされるとしたウェーバー総裁の 先月の発言に応えたもの。

ウェーバー総裁はこの日、ユーロ圏各国の中央銀行は「政治・経 済からは完全に独立した政策決定を行う」と述べ、独連邦銀行は企業 への直接融資については協議していないと言明した。

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