SDSバイオ株がストップ高で上場来高値、業績堅調-売り圧力小さい

農薬の研究開発や製造販売を行う エス・ディー・エス バイオテックの株価が、2日連続でストップ高(制 限値幅いっぱいの上げ)で終えた。業績堅調を評価した買いが継続、ジ ャスダック市場が低迷していた2008年12月に新規株式公開(IP O)ことで売り圧力も小さく、上値追いの展開になりやすいという。

株価終値は前日比200円(18%)高の1299円で、08年12月8日 に上場してからの最高値を付けた。

いちよし経済研究所の溝口陽子シニアアナリストは、「08年10- 12月期にIPOした新興市場株は外部環境が悪かった分、売り圧力が 小さい。もともと株価が割安だったこともあり、見直し買いが入りやす い」と述べ、SDSバイ株はその筆頭格とみている。

会社側の今期(09年12月期)の単独業績予想は、売上高が前期比

0.9%増の126億円、営業利益が同0.6%増の14億6000万円。野菜向 け殺菌剤「ダコニール」が国内外で順調に伸びているほか、1月に登録 認可を取得した果実・野菜用殺菌剤を今期中に発売する計画で、最高益 更新を見込んでいる。溝口氏は「海外事業の成長性に注目しているが、 今後は為替変動もリスク要因になり得る」と話す。

同社株の初値は693円と、公募価格750円を7.6%下回った。09 年6月半ばまで公募価格を下回っていたが、6月下旬に公募価格を上抜 けると徐々に出来高も増え人気化していった。7月以降の上昇率は 65.7%で、ジャスダック指数を構成する888銘柄中、2位。

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