米住宅価格、2011年3月末まで下落する可能性-PMIグループ

米住宅ローン保険会社PMIグルー プによれば、住宅価格は米主要都市の半数以上で2011年1-3月(第 1四半期)末まで下落する可能性がある。雇用情勢の悪化や差し押さ え増加が背景にあるという。

PMIは7日付のリポートで、全米主要50都市のうち30都市で、 11年3月末まで住宅価格が下落する確率が75%以上に達していると 指摘。住宅値下がりは、住宅市場低迷に伴う影響が最も大きかったカ リフォルニアやフロリダ、ネバダ、アリゾナ各州から「全米の全域」 に広がる可能性が高いと分析した。

PMIのシニアエコノミスト、ラボーン・ヘンリー氏はインタビ ューで、「住宅市場は高い失業率に伴う需要ショックと、差し押さえ物 件の売却に伴う供給ショックで打撃を受けてきている」と指摘した。

米労働省が2日発表した6月の雇用統計によると、失業率は

9.5%に上昇し、2007年12月からこれまでに失われた雇用は約650 万人に達した。米民間調査会社リアルティトラックが先月公表した統 計によると、職を失った住宅所有者によるローンのデフォルト(債務 不履行)が増えるなかで、差し押さえ手続きを開始した件数は今年1 -6月(上期)に過去最高の180万件に達した可能性がある。

PMIは所得や金利、住宅価格、住宅の購入しやすさに関するデ ータを基に、「市場リスク」指数を算出している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE