米テザ:GSから技術情報盗んだ男性容疑者を停職処分に

米シカゴに拠点を置くテザ・テク ノロジーズは6日、元ゴールドマン・サックス・グループのコンピュ ータープログラマーで同社のトレーディング用ソフトウエアのコード (技術情報)を盗んだとして逮捕されたセルゲイ・アレイニコフ容疑 者(39)を停職処分にしたと発表した。

テザが電子メールを通じて配布した発表文によれば、アレイニコ フ容疑者は、逮捕される1日前の今月2日から同社で働き始めた。米 ヘッジファンド運用会社のシタデル・インベストメント・グループの 元トレーダー、ミシャ・マリシェフ氏らが創設したテザは、今回の嫌 疑を5日に初めて知ったとした上で、捜査を受けアレイニコフ容疑者 を無給の停職処分としたと表明した。

発表文によると、テザは「容疑がかけられている不法行為につい ては知らなかった」とした上で、政府への協力を申し出た。FBIニ ューヨーク事務所報道官ジェームズ・マーゴリン氏は、同捜査が継続 していると述べた。

米当局によれば、アレイニコフ容疑者は3日、米ニュージャージ ー州のニューアーク・リバティ国際空港で逮捕された。同容疑者は当 局者に対し、自身が作業をしていた「オープンソース(公開情報)」 のファイルのみを持ち出すつもりだったと語ったという。当局による と、同容疑者は同データのコピーと暗号化を行ったことを認めた。

アレイニコフ容疑者の代理人、サブリナ・シュロフ弁護士は4日 のマンハッタンの裁判所での手続きで、嫌疑は「ばかげている」と言 明。アレイニコフ容疑者は自宅で作業するために自身のパソコンにプ ログラムをダウンロードしており、コードを流出させてはいないと主 張した。

身元調査に合格

テザによると、アレイニコフ容疑者は採用に先立つ身元調査に合 格し、いかなる知的財産権も侵害していないと表明したという。マリ シェフ、ジェイス・コールマイヤー、マット・ハイナーフェルドの3 氏が設立し、ロシア西部を流れる川の名前にちなんで名付けられたテ ザは、トレーディングにも投資にも特化していない「形成途上の」会 社。

検察官らは、アレイニコフ容疑者はゴールドマンで年40万ドル (約3810万円)を得ていたが、別の会社に移って大量の電子トレー ディングを行えばその3倍の報酬を得られるだろうと示唆した。テザ は同容疑者の報酬に関するコメントを控えた。

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