フィリピン消費者物価指数、22年ぶり低水準-中銀に追加利下げ余

フィリピン政府が7日発表した6 月の消費者物価指数は22年ぶりの低い伸び率に鈍化した。これによっ て、フィリピン中央銀行が成長促進のため追加利下げする余地が生じ たとみられる。

6月の消費者物価指数は前年同月比1.5%の上昇。ブルームバー グがエコノミスト13人を対象に行った調査の予想中央値は同1.6%上 昇だった。

物価上昇率が緩やかになったため、輸出が減少するなか、国内消 費の促進と政府の景気刺激策を後押しする狙いから、フィリピン中銀 が今週利下げを決定する可能性がある。実際に行われれば昨年12月以 後6回目となる。同国の1-3月(第1四半期)の成長率は前年同期 比0.4%と、1998年に終わったリセッション(景気後退)以来の弱い ペースとなっている。

バンコ・デ・オロ・ユニバンクの市場ストラテジスト、ジョナサ ン・ラベラス氏は「追加利下げを行う上でインフレ率は引き続き好ま しい」と述べ、「借入金利が一段と低くなれば、歳出計画のための政 府の資金調達に寄与するだろう」との見方を示した。

ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、14人中12人 が9日に政策金利が過去最低の4%に引き下げられると予想している。

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