住友鉱株続落、金属市況の不透明感で収益期待後退-三菱U証格下げ

住友金属鉱山の株価が一時、前 日比4.4%安の1284円と3日続落。6日のニューヨーク銅先物相場 が約1週間ぶりの大幅な下落率を記録し、金属市況の先行きに不透明 感が出ている。株価は市況好転による業績上振れ期待を織り込み済み とし、三菱UFJ証券は投資判断を引き下げた。

6日のNY銅先物9月限は、前営業日比4.3セント(1.9%)安 の1ポンド=2.2625ドルと続落。中心限月としては6月30日 (2.3%安)以来の大幅な下落率だった。ロンドンと上海の在庫増加 が続いたことで需要の弱さが示されたうえ、ドル高も嫌気された。

三菱U証の小村彰啓アナリストは6日付で、同社株の投資判断を 「1(強いアウトパフォーム)」から「3(市場平均並み)」へ引き 下げた。金属市況をけん引してきた中国がことし8%成長を達成する ことは困難と見ているほか、今回の金属市況上昇は投機資金の流入も 一因だと指摘する。

同証では今期(2010年3月期)の連結営業利益が255億円と、 会社計画(140億円)を上回ると予想しながらも、現状株価は来期を 基準にした過去10年間の平均PCFR(株価キャッシュフロー倍 率)11倍程度のフェアバリュー1300円と同水準と強調。3月以降の 市況上昇に伴う業績上振れ期待をおおむね織り込んでいるとしている。

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