GMの資産売却を破産裁が承認-財務省出資の受け皿会社へ

米連邦破産裁判所は5日、会社更生 手続きを進めている米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が、 資産の大半を米財務省出資の受け皿会社へ売却することを承認した。 これにより、オバマ政権の米自動車産業再編に向けた努力に弾みがつ くこととなった。残る資産については、リストラ専門家が数年間かけ て清算することになる。

ロバート・ガーバー判事は裁定のなかで、この売却案が経営再建 に苦しむGMにとって唯一の選択肢だと述べた。同裁定は、クライス ラーの案件を担当し、資産の大半の売却を承認した連邦破産裁のアー サー・ゴンザレス判事の裁定にほぼ沿った内容だった。

ガーバー判事は87ページに上る法廷意見で、「異議を唱える人は いないだろうが、即時の売却の唯一の代替案は清算だ。しかしこれは、 GMの債権者や従業員、GMに事業維持を依存している部品メーカー、 GMが進出している自治体にとって壊滅的な結果となる」と説明。「清 算の場合には、徐々に回収を増やしていこうとしていた債権者は何も 得られないだろう」と指摘した。

債券保有者や不法行為に対する賠償請求者、退職者給付金を削減 した労働組合のグループは、売却に関する3日間の審理期間中、政府 が過半数株主となる「新生GM」は「旧GM」から債務を除いただけ で、同じ幹部と従業員で同じ乗用車とトラックを販売すると主張し、 売却に反対した。

売却の条件は、政府が500億ドル(約4兆7800億円)の救済ロ ーンと引き換えに新生GMの60%株式を取得。医療保険給付金の縮小 を受け入れた従業員のファンドが17.5%、カナダ政府が11.7%を保 有する。

債券保有者と、担保を持たない債権者は、新生GMの株式10%と、 74億ドル相当のワラント(株式取得権)を得る。新生GMの資本合計 は380億ドル余りとなる見込み。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka +81-3-3201-2482 ashirotsuka@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関する記者への問い合わせ先: Christopher Scinta in New York at +1-212-732-9245 or csinta@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: David E. Rovella at +1-212-617-1092 or drovella@bloomberg.net.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE