100円ショップのセリア株ストップ高、販売好調-店舗内店舗業態確立

100円ショップを全国展開するセリ アの株価が前週末比1万円(11%)高の10万円ストップ高(制限値幅 いっぱいの上げ)で終了。消費環境が厳しいがゆえに同社の売り上げが 伸びている。ショッピングセンター(SC)内の店舗内店舗(インスト ア)業態もほぼ確立し、収穫期を迎えていることから、個人投資家など の買いを集めたようだ。

コスモ証券営業サポート部・情報グループの小川浩一郎氏は、「イ オンなどSC向けの新ブランドも収益モデルが確立され拡大期を迎えて いる。細かな販売データの蓄積もほぼ完了し、メーカーとの商品開発面 での連携も実戦ステージに入っており、死角がない状況」と解説、今後 も株価は上値を試す展開になると読んでいる。

セリアの河合映治常務によると、最近は幅広い投資家層から問い合 わせが増えている。「5月の既存店売上高が前年同月比6%増となった こともあり、販売好調の背景を知りたいとの電話が増えた」という。会 社側の既存店売上高の前提は上半期(4-9月)がマイナス0.6%減だ が、4-5月で3.8%増と好調なため、機関投資家などの関心も高まっ ているようだ。

米系資産運用会社のフィデリティ投信の保有比率は10%。関東財 務局に提出された6月29日付の大量保有報告書で、従来の9%から 1%上昇した。河合常務は、その後のフィデリティ投信とのやり取りに ついて、「何もない」と述べている。

同社株は2008年10月10日に付けた4万2200円を直近安値として 上昇基調に転換した。年初来上昇率は79%で、ジャスダック指数を構 成する888銘柄の中で111位。いわゆる100円ショップ銘柄の年初来上 昇率は、キャンドゥがプラス20%、ワッツがプラス23%、コンビニエ ンスストア業界2位のローソン傘下で収益力向上を目指す九九プラスが プラス81%。

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