中国:鉄鉱石の現物価格上昇リスクに直面-契約価格交渉の難航で

世界最大の鉄鉱石購入国である中国 は、鉄鉱石生産会社との年次契約交渉が難航するなか、現物価格の上 昇リスクに直面している。

英業界誌メタル・ブレティンによると、鉄鉱石の現物価格は3日 終了週に1トン当たり82.50ドルと、4カ月ぶりの高値に達した。中 国鉄鋼工業協会(CISA)は、英豪系リオ・ティントが提示した年 次契約価格の33%の引き下げ案を拒否。6月30日の合意期限を過ぎ ている。日本と韓国の鉄鋼メーカーは値下げを受け入れた。

輸入増加を受け鉄鉱石の現物価格が4月の水準から32%上昇し たため、中国の鉄鋼メーカーは先週、要求している値下げ幅を縮小す ることで合意する可能性を示唆した。価格予想を誤ると、回復の兆し を見せ始めた宝鋼集団などの鉄鋼メーカーの業績を圧迫し、鉄鉱石を 確保するための入札競争への参加を余儀なくされる可能性がある。

ペンガナ・キャピタル(メルボルン)で10億ドル相当の資産運用 に携わるティム・シュローダーズ氏は「スポット価格が上昇を続け、 韓国や日本との間で設定された2009年度の契約価格を上回れば、中国 の鉄鋼メーカーの、より有利な結果を要求する意欲は大幅に低下する だろう」との見方を示した。

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