韓国、アジアで最初の利上げへ-野村ホールディングスのクォン氏

野村ホールディングスのエコノミス ト、クォン・ヨンスン氏(香港在勤)は、景気回復に伴うインフレ抑制 のため韓国銀行が11月に利上げを実施するとの見通しを示した。アジ アの中央銀行で最初に金融緩和政策を転換するとみている。

韓国銀は10年前の政策金利導入以来で最も積極的な金融緩和に乗 り出し、今年2月に政策金利を過去最低の2%に引き下げた。利下げと 財政出動、ウォン安で、韓国の1-3月(第1四半期)の国内総生産 (GDP)は前期比0.1%増となり、リセッション(景気後退)入りを 免れた。日本やシンガポール、台湾などはマイナス成長だった。

クォン氏は3日の電話取材で、「政策措置が韓国経済の一段の悪化 を防ぎ、ウォン安と技術革新が輸出業者の世界市場でのシェア拡大に寄 与した」と指摘。「こうした理由で、韓国経済は近隣諸国を上回るパフ ォーマンスを示している。韓国はアジアで最初に利上げを実施する国に なるだろう」と予想した。

ウォンは昨年初以来、ドルに対し27%下落しており、自動車やテ レビ、携帯電話など韓国製品の輸出利益は増えている。1日の貿易統計 に基づいてブルームバーグが算定したところによると、6月の輸出は前 月比17%増加し、昨年10月以来の高水準となった。

クォン氏は4-6月(第2四半期)の韓国のGDP伸び率が恐らく 3%超と、02年以来の高成長となったとの見通しを示した。景気が回 復するとの楽観的な観測を受けて、株価指標の韓国総合指数は4-6月 期に15%上昇し、07年同期以来で最高のパフォーマンスとなった。

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