世界の株式時価総額に占める新興市場株の割合、過去最高に

世界の株式時価総額に占める新興 市場株の割合が過去最高に達した。戦後初の世界的なリセッション (景気後退)のなか、成長著しい新興国が投資家を引き付けたためだ。

株式指数を提供するMSCIが「新興国」に分類する22カ国の 株式は、世界の時価総額の24%を占め、年初の18%から割合が拡大。 ブルームバーグが2003年にデータを取り始めて以来、最高となった。

割合拡大は、新興国に対する信頼感が高まりつつあり、投資家ら が再びこれら新興国の株式に投資していることを示している。輸出の 落ち込みによる経済への影響を和らげることを目指し、中国をはじめ とする各国政府が利下げし、景気刺激策を講じるなか、サンパウロか ら上海に至る市場で株価は今年、上昇している。MSCI新興国市場 指数は35%上昇した一方で、先進国市場から成るMSCI世界指数 は2.9%の上げにとどまっている。

約110億ドル相当の新興国市場株を運用するシュローダーズの ニコラス・フィールド氏(ロンドン在勤)は「誰もがこうした勢いに 便乗しようと試みている。現時点では西側市場よりも新興市場でより 多くの利益が得られる見通しだ」と語った。

国際通貨基金(IMF)が4月発表した世界経済見通しによれば、 開発途上国全体の今年の経済成長率は1.6%、来年は4%と見込まれて いる。これに対し、先進国は今年が3.8%のマイナス成長で、 来年はゼロ成長となる見通し。

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