財務省人事:事務次官など主要ポスト総入れ替え、若返りも(Update1

与謝野馨財務・金融相は3日、杉本 和行事務次官が退任し、後任に同期の丹呉泰健主計局長を起用するな どの幹部人事を発表した。2年間務めた篠原尚之財務官も退任し、玉 木林太郎国際局長が昇格。主要ポストが総入れ替えとなる大型異動と なった。14日付で発令する。

次期事務次官の最有力ポストの主計局長には勝栄二郎官房長が就 任。加藤治彦主税局長は国税庁長官に昇格する。財務総合政策研究所 長となる佐々木豊成理財局長の後任には、川北力総括審議官が就く。

今回の人事で注目されるのは若返りだ。官房長に真砂靖主計局次 長、主税局長には古谷一之主税局審議官の同期2人を起用、前任者よ り一気に3期若返った。国際局長に就任する中尾武彦国際局次長も含 め、1978年(昭和53年)入省の「53年組」が中核を担うことになる。

与謝野財務相は「喫緊(きっきん)の諸課題に的確に対応するた め、年次にとらわれることなく文字通り『適材適所』の人事を行った」 と言明。景気低迷下での柔軟な経済財政運営や衆院選後の政局も見据 えた態勢づくりに重点を置いたことを説明した。

【丹呉泰健(たんご・やすたけ)】1951年生まれ。74年東大法卒。主 計局主計官(厚生、労働担当)などを経て、01年から小泉純一郎元首 相の秘書官。08年から主計局長。東京都出身。58歳。

【勝栄二郎(かつ・えいじろう)】1950年生まれ。75年東大法卒。主 計局主計官(建設、公共事業担当)、総括審議官などを経て、08年か ら官房長。埼玉県出身。59歳。

【玉木林太郎(たまき・りんたろう)】1953年生まれ。76年東大法卒。 在米日本大使館公使、官房審議官、国際局次長などを経て、07年から 国際局長。東京都出身。55歳。

【川北力(かわきた・ちから)】1954年生まれ。77年東大法卒。主計 局主計官(運輸担当)、文書課長、大阪国税局長などを経て、08年か ら総括審議官。東京都出身。54歳。

【真砂靖(まなご・やすし)】1954年生まれ。78年東大法卒。主計局 主計官(農水担当)、主計局総務課長、文書課長などを経て、06年か ら主計局次長。和歌山県出身。55歳。

【古谷一之(ふるや・かずゆき)】1955年生まれ。78年東大法卒。主 計局主計官(防衛担当)、主税局総務課長などを経て、06 年から官房 審議官。長崎県出身。54歳。

【中尾武彦(なかお・たけひこ)】1956年生まれ。78年東大経卒。主 計局主計官(外務・経済産業担当)、在米日本大使館公使などを経て 07年から国際局次長。53歳。

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