フランス電力:初のサムライ債発行へ、総額1104億円

欧州最大の電力会社、フランス電力 が3日、総額1104億円の円建て外債(サムライ債)の発行条件を決定し た。法人向けで同日、募集を行う。同社にとって2004年の民営化後で初 のサムライ債となる。

主幹事の三菱UFJ証券が発表した資料によると、フランス電力 が起債したサムライ債は、3年物(固定)163億円、5.25年物(固定) 450億円、5.25年物(変動)50億円、7年物(固定)441億円の4 本建て。表面利率はそれぞれ、1.24%、1.63%、3カ月円LIBOR (ロンドン銀行間取引金利)+80bp、2.00%。

発行するサムライ債のうち、支払い金利が固定となる債券は円建て スワップレートに対するスプレッド(金利の上乗せ幅)が、3年物で+ 50bp、5.25年物で+70bp、7年物で+90bpに決まった。格付けは、ム ーディーズのAa3、S&PのA+、JCRのAA+を取得する予定。

フランス電力は、08年10月に総額5000億円の発行登録をしており、 機動的な起債が可能。ブルームバーグ・データによると、今回の起債は 08年9月12日起債の独ダイムラー債(435億円)以来、約9カ月ぶりの 金融セクター以外の事業会社によるサムライ債となる。

大和住銀投信投資顧問債券運用部の上雅弘シニア・ファンドマネジ ャーは「サムライ市場はまだ回復途上にあり、これまではほとんど政府 保証債しか出せなかったことを考えると、一歩前進だ」と指摘。「日本 人はユーティリティーセクターが最も安全だと考えている。特に原子力 発電所を多く抱える点で、フランス電力は国内の電力会社と共通してお り、信頼感がある」と述べた。

同社の発電供給量はフランス国内の9割を占める。JCRでは「格 付けはフランスのエネルギー政策の根幹を担う電力会社として、大株主 である政府からの強いサポートが存在することや、競争力の高い発電設 備、国内を中心とした強固な営業基盤などにより支えられている」とし ている。

--取材協力 鞠子 和枝 Editors:Hidekiyo Sakihama Kazu Hirano

参考画面 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 上野 孝司 Takashi Ueno +813-3201-8696 tueno@bloomberg.net 東京 宮沢祐介 Yusuke Miyazawa +813-3201-2698 ymiyazawa3@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 大久保 義人 Yoshito Okubo +813-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net

新発債      NI CNI NI NEWBON NI CORPFIN NI KINRI KISAI 起債予定     NI JBHY 金融市場     NI JMALL NI FIN 企業ニュース   NI COS NI KIGYO 日本語ニュース  NI JHEAD NI JNEWS NI JPALL NI JAPAN

NI SAMURAI

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE