IAEA:次期事務局長に天野之弥氏を選出-アジア人で初めて

国際原子力機関(IAEA)は2日、 エルバラダイ事務局長の後任に在ウィーン国際機関日本政府代表部大 使の天野之弥氏(62)を選出した。

IAEAはこの日ウィーンの本部で事務局長選挙を実施し、最終 的に理事国35カ国の1国が棄権した結果、天野氏が有効投票数の3分 の2を獲得して選出された。核拡散防止と原子力の平和利用を推進す るIAEAの事務局長にアジア人が就任するのは初めて。日本はIA EAへの拠出金額で世界2位。

ロンドンに本拠を置くベリフィケーション・リサーチ・トレーニ ング・インフォメーション・センターの上級研究員アンドレアス・ペ ルスボ氏は電子メールで、「天野之弥氏は最初から米国や欧州の間では 望ましい候補とされていた」と述べ、「有能な外交官であり、優秀な管 理者であると広く受け止められている」と指摘した。

天野氏は報道陣向けの発表文で、今回の支持を大変うれしく思う と述べ、原子力の平和利用を通じて人類の繁栄を促進し持続的な発展 を確保することに全力を尽くす考えを示した。同氏は9月のIAEA 総会前に途上国と先進国の連携をまとめたいと述べた。

同氏は東京大学法学部卒。1972年に外務省入りし、核実験禁止条 約などの交渉に携わってきた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE