林経財相:デフレに逆戻りの懸念は当然ある-日銀は慎重な判断を

林芳正経済財政担当相は2日夕、ブ ルームバーグ・ニュースなど報道各社の共同インタビューで、デフレ 懸念について、日本経済の回復力が弱く、需給ギャップのマイナスが 続くということであれば、「物価下落が恒常的に続くデフレに逆戻りす る懸念は当然ある」との認識を示し、日本銀行に対しても慎重な金融 政策運営を求めていく考えを示した。

林経財相は「さんざんデフレで懲りている」として、慎重な政策 運営の必要を指摘。さらに、「財政政策と比べ、金融政策はすぐできる という機動性があると思う」とし、「だからこそ、慎重な判断を求めら れる。早過ぎたとか、遅過ぎた、とならないようにしていただきたい と常に思っている」と語った。

消費者物価指数(CPI)については、「確かに最近若干下がり 気味だ」とした上で「この傾向が続くかはもう少し見ないと分からな い」との考えを示した。一方で、経財相は日本経済について「いろい ろな数字でプラスになって底打ちになっている」との認識も示した。

林経財相は、1999年10月に大蔵政務次官に就任した後、日銀の 金融政策決定会合に出席し、ゼロ金利解除をめぐり政府が議決延期請 求権を行使するべきかどうかを検討した経緯を紹介。その上で、「そう いう議決延期請求権にいく前に、いろいろお願いして、スムーズにや っていくことが大事だ」と述べ、政府と日銀の協調が重要だとの認識 を示した。

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