スウェーデン中銀:0.25%に利下げ-市中銀行に1年物融資

スウェーデン中央銀行は2日、政策 金利の1週間物買いオペ(レポ)金利を0.25ポイント引き下げ、過去 最低の0.25%とすることを決めた。利下げは予想外だった。同中銀は 来年秋まで政策金利を同水準で維持する方針を表明したほか、市中銀 行への資金供給計画を発表した。

同中銀はまた、今年の経済成長率予想をマイナス5.4%に下方修 正した。ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査では、利下げ を予想していたのは17人中1人だけだった。

北欧随一の経済大国であるスウェーデンは昨年、1992年以来の リセッション(景気後退)に陥った。国内総生産(GDP)の約半分 を輸出に依存するスウェーデン経済は、世界貿易の縮小に伴う輸出需 要減退から打撃を受けた。中銀は同国経済について、ノルウェー、フ ィンランド、デンマークの近隣各国よりも深い落ち込みを予想してい る。

中銀はこの日、市中銀行に総額1000億スウェーデン・クローナ (約1兆2600億円)の1年物融資を固定金利で提供することも発表 した。

ウェブサイトに掲載した声明では「景気の弱い展開は、従来より もやや緩和度の強い金融政策を必要にした。レポ金利は2010年秋ま で、この低水準にとどまる見通しだ」と説明した。

スウェーデン中銀の見通しによれば、同国経済は今年5.4%のマ イナス成長となった後、10年には1.4%のプラス成長となる見込み。 消費者物価については、今年は平均0.2%低下し、来年は1.4%に上 昇すると予想されている。

スウェーデンの政策金利は北欧諸国で最も低い水準となっている。 中銀は、政策金利が2010年7-9月(第3四半期)まで平均0.3%に なると予想している。

中銀の声明によれば、イングベス総裁は定期健診のため今回の金 融政策決定会合に参加していない。状態は深刻なものではないとみら れるという。

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