NY連銀:ガイトナー氏の関与に疑問も、後任総裁の選考過程-WSJ

米紙ウォールストリート・ジャー ナル(WSJ、オンライン版)は、ニューヨーク連銀のダドリー総裁 の今年1月の総裁昇格に際し、前任者であるガイトナー財務長官が果 たした役割をめぐり、民間人で構成される同連銀内の取締役会の間で懸 念する声が出ていたと報じた。ガイトナー氏は当時、議会で財務長官と しての指名承認を待つ立場だった。事情に詳しい匿名の関係者の話とし て伝えた。

同紙によると、懸念を示したのはゼネラル・エレクトリック(G E)のジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)やペプシコのイ ンドラ・ノーイCEOなどの取締役会メンバー。

同紙は、ガイトナー氏は当時、同連銀の金融市場担当の執行副総 裁だったダドリー氏を総裁に昇格させるため精力的な活動を行い、一方 で他の候補には反対する行動を取ったとしている。

同紙によると、ニューヨーク連銀の法務顧問、トーマス・バクス ター氏は、ダドリー氏が財務長官と密接に業務を遂行することになるた め、ガイトナー氏が選考過程に関与したことは「適切であり、望ましい 統治原則に沿っていると思える」と述べた。

米連邦準備制度の歴史を研究するアラン・メルツァー氏は、財務 省は中央銀行の独立性を認め、こうした選考過程に関与すべきではな いと指摘した、と同紙は伝えている。

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