個人の株式投資姿勢1年10カ月ぶりの強気、景気楽観-野村証調査

野村証券が2日に発表した個人投 資家の株式投資動向調査(7月)によると、個人の日本株相場に対す る見方は1年10カ月ぶりの強気になった。

3カ月後の日経平均株価見通しに対する回答結果から作成した 「ノムラ個人市場観指数」は、前月から25.2ポイント上昇して

63.8ポイントとなり、07年9月の65.6以来の高さ。同指数はマイ ナス100からプラス100の範囲で推移、値が大きいほど強気を表す。

回答時である6月22日の日経平均終値は9826円と、前回調査 時よりも39%上昇した。それでも22日の水準からさらに上昇する との回答割合は82%に達し、強気派が大勢を占めた。前回の回答と 比べると、「1000円程度上昇」との回答が減る一方、「2000円程 度上昇」が大きく伸びた。

過去3カ月間の株式取引は、「売買銘柄数」「投資金額」「売買 頻度」「保有銘柄数」のすべての項目で、「増えた」との回答割合が 上昇、「減った」が低下した。ただ今後は、「増やしたい」との回答 比率が全項目で上昇した半面、「減らしたい」も3項目で上昇した。

こうしたことから、野村証の藤田貴一ストラテジストは「個人投 資家は足元で株式取引を積極的に行ったが、今後は二極化に向かう様 子」との見解をリポートのなかで示している。

国内景気・業績の見方改善、政治は悪化

今後3カ月間で株式市場に影響を与える要因では、「国内景気・ 企業業績」でプラスの影響を予想する回答がマイナス予想を大きく上 回り、マイナスの方が多かった前月から大幅に改善した。「市場要 因・心理的要因」も大幅に改善。半面、「国内政治情勢」がマイナス の影響を与えるとの見方が急増した。

魅力的な業種を問う設問では「医薬品、ヘルスケア」が引き続き 圧倒的な1位だったが、比率自体は低下した。また「自動車、自動車 部品」「電機、精密」といった輸出関連で、「魅力的」との回答が 「魅力的とは思えない」との回答を上回った。「自動車」がプラスと なったのは、2008年3月以来のこと。

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