ソフトブレなど中堅IT株急騰、受注改善期待-時価総額低く見直し

シュミレーションソフト開発の ソフトブレーンや、電子商取引サイト構築などに強みを持つソフトバ ンク・テクノロジーなど、中堅IT(情報通信)関連企業の株価が急 騰、受注改善などを期待した買いが優勢となり、東証1部の上昇率 20位以内に並ぶ。

ソフトブレは前日比500円(11%)高の5170円でストップ高 (制限値幅いっぱいの上げ)、電子商取引システムなどの開発を行う トランス・コスモスは一時10%高の1113円、ソフテクノが10%高 の790円までそれぞれ買われた。

会社側では、一様に思い当たる理由はないと話しているが、6月 末の四半期決算の締めを過ぎ、業績内容の開示を控えていることも株 式好需給の背景にあるようだ。ソフトテクIR担当の篠原れんか氏は、 「7月27日に第1四半期(4-6月期)決算の発表を控えているた め、受注状況やコストコントロールの状況などは公表できない」と話 している。

コスモ証券投資調査部の川崎朝映アナリストは、「この3社の共 通点は時価総額が低いこと。時価総額上位のIT関連企業の株価が決 算発表を控えて伸び悩む中、こうした低位株に見直し買いが入りやす い」と指摘した。

現在の時価総額はソフトブレが16億円、トラコスモが537億円、 ソフテクノが82億円。これに対し、時価総額8700億円のNTTデ ータは6月の月間騰落率がプラス10%、同4800億円の野村総合研 究所が同プラス22%、同1851億円の伊藤忠テクノソリューション ズが同17%とそれぞれ2けたの上昇率を確保。8-9%の上昇にと どまっていたトラコスモやソフテクノには出遅れ感が強まっていた。

川崎アナリストは、IT関連業界全般について「景気はいったん 底打ちしたとの認識が広がっており、受注も業績も良い方向に向かう と思われる」と話し、割安なまま放置されている企業群には買いが入 りやすい環境との認識を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE