アジアにIPOブーム再来か、10億ドル超の案件増も-株価変動収まる

アジアでの新規株式公開(IPO) が再び活発になると、金融機関関係者らがみている。株価の変動幅が 以前より小さくなり、企業が株式市場を通じて資金を調達しやすくな っているためだ。

ブルームバーグのデータによると、今年1-6月のアジアでのI PO(日本を除く)総額は33億6000万ドル(約3250億円)と、前 年同期の143億ドルから大幅に減少。半期ベースで2003年以来の低 水準に落ち込んだ。

モルガン・スタンレーのグローバル資本市場グループ担当マネジ ングディレクター、ジャスティン・ハイク氏(香港在勤)らは、IP Oの完了を難しくしていた激しい株価変動が収まりつつあると指摘す る。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(V IX)は、昨年11月20日のピークから今年6月30日までに67%低 下している。

JPモルガン・チェースの株式・デリバティブ市場担当責任者、 ケスター・ン氏(香港在勤)は「IPO市場はかなり活発になり始め るだろう。過去1年半の間にIPO計画を棚上げした企業の多くが動 きはじめている」と語った。

モルガン・スタンレーのハイク氏は、アジアでは向こう半年から 1年間で10億ドル超規模のIPOが少なくとも5件は行われるだろ うと予想した。今年1-6月に10億ドルを超えたIPOは、中国忠 旺控股による13億ドル規模の1件のみだった。

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