ディスコ株10カ月ぶり高値、四半期4割増収-消耗品好調

研削切断装置や精密加工機械などを 製造するディスコの株価が急伸。半導体メーカー各社で在庫調整が進ん だ結果、生産稼働率が改善して消耗品などの販売が好調。第1四半期 (4-6月)の単体売上高は前四半期(1-3月)と比べて約4割増え た。上半期(4-9月)計画に対する進ちょく率は約5割に達し、計画 達成への期待が高まった。

午前終値は前日比2.9%高の4220円。一時6.6%高の4370円ま で上げ、08年8月18日以来、約10カ月半ぶりの高値を更新した。

第1四半期の単体売上高(速報ベース)は68億1400万円。前年 同期と比べると52%減少したが、前四半期からは43%伸びた。上半期 の目標値138億円に対する進ちょく率は49.4%。消耗品である精密加 工ツールの売上高は、2008年上期のピーク時の7割程度まで回復した。 強化している環境分野である高輝度LED(発光ダイオード)向けレー ザー装置も好調だったという。

IR室長の小沢伸一郎氏は、「期初計画では第1四半期、第2四半 期の売上高は4対6程度のイメージだったが、第1四半期で進ちょく率 は半分を達成した」述べた。ただ、主力の精密加工装置の前四半期から の伸び率は、8月7日の決算発表までは開示できないとした。

大和総研の佐藤弘康アナリストは精密加工装置に関して、「設備投 資の状況を考えると、限られたものになるだろう」と指摘。ただ、「業 績は着実にボトムアウトしている上、新製品であるLED向けに対する 期待感もある」と評価。投資判断は5段階評価の上から2番目の「アウ トパフォーム」としている。

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