ECB:政策金利を来年10-12月まで1%で据え置きか-きょう定例委

欧州中央銀行(ECB)は政策金利 を今後1年余り過去最低水準で据え置き、戦後最悪のリセッション(景 気後退)への対応で活用する非伝統的な措置を拡大する必要があるか もしれないと、エコノミストらはみている。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト60人の調査に よると、ECBがルクセンブルクで2日開く定例政策委員会で政策金 利を過去最低の1%で据え置くと、2人を除く58人が予想した。また、 別の調査によれば、同中銀は2010年10-12月期まで同水準で金利を 維持するとみられている。

ECBは先週、初の1年物資金入札を実施し、過去最大規模の4420 億ユーロを市中銀行に貸し出した。同資金が最終的に企業や個人に低 利で融資されるのが狙いだ。同中銀はまた、600億ユーロ相当のカバー ドボンド購入を今月始める。トリシェ総裁はこの日、銀行の融資促進 に向けた資産購入措置で、一段の詳細を明らかにする可能性がある。

バンク・オブ・アメリカ傘下のメリルリンチのエコノミスト、ギョ ーム・ムニュエ氏は「ECBに利下げの手段はもうほとんど残されて いないが、信用状況を非常に懸念している。10月までに改善が見られ なければ、資産購入規模の拡大をめぐる論争が再び表面化するだろう」 との見方を示した。

事情に詳しい関係者によれば、ECBは当初、一段の資金供給を 目的とする資産購入の対象に社債やコマーシャルペーパーも含めて規 模を1250億ユーロとする案を検討した。ウェーバー独連銀総裁はいか なる資産購入措置にも反対したが、妥協の産物で600億ユーロのカバ ードボンド購入が決まった経緯がある。

ECBは年2回、定例政策委員会を本拠地フランクフルト以外で 開催する。委員会で決定される金融政策の発表はルクセンブルク時間 午後1時45分(日本時間同8時45分)の予定で、その45分後にトリ シェ総裁が会見する。

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