中国人民銀:貿易の人民元決済を許可、優遇税制策を公約

中国人民銀行(中央銀行)は2日、 企業が人民元を貿易の決済通貨として使うことを同日付で認めると発 表した。人民銀はまた、輸出入業者のドルへの依存を低下させること を目指し、優遇税制措置を公約した。

人民銀が同日ウェブサイトで公表した声明によると、同銀は民間 銀行に対し、人民元での決済サービスを提供するよう促す。中国本土 では上海のほか広東省の4市、本土外では香港とマカオ、さらに東南 アジア諸国連合(ASEAN)加盟国で同サービスを利用することが できるという。

人民銀は声明で、「中国ならびに近隣諸国の企業は、ドルやユー ロなどの主要通貨の大きな揺れに伴う為替レート変動という相対的に 高いリスクに直面している」と指摘した。

中国銀行のアナリスト、石磊氏(北京在勤)は「人民元を国際通 貨にするために中国がとった第1歩だ。これが輸出業者を為替レート の揺れから守り、世界の通貨システムにおける人民元の役割を高める だろう」と語った。

優遇税制措置

人民銀によると、税当局は輸出業者向けの元建て決済の奨励策に 取り組んでいる。中国銀行が香港とマカオの決済銀行となる。

中国工商銀行(亜州)の副ゼネラル・マネジャー、スタンレー・ ウォン氏は5月5日のインタビューで、香港での人民元建て貿易決済 プログラムが始動すれば、香港の対中貿易の約50%は人民元で決済 されるとの見方を示した。香港企業は人民元建て貿易を望んでいると して、人民元は恐らく対ドルで年3%以上のペースで上昇するためだ と説明した。

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