米政府当局:北朝鮮の長距離ミサイル発射準備の兆候なし

米政府当局者4人は1日、北朝鮮が ハワイ諸島近くに到達する能力がある長距離弾道ミサイルの試射を準 備している兆候はないことを明らかにした。

北朝鮮のミサイル発射情報に詳しい同当局者はまた、北朝鮮が7 月4日の米独立記念日に長距離ミサイルを発射する兆しはないと指摘 した。同当局者は日本の領海に届く短・中距離ミサイルの発射の可能 性は否定していない。

当局者は、北朝鮮が4月5日に3段式の「テポドン2号」を発射 する前に、少なくとも1週間にわたって組み立てや燃料注入などの準 備作業を追跡調査した商業・軍事衛星がとらえた映像とは対照的だと している。

米民間科学者組織「憂慮する科学者同盟(UCS)」メンバーの物 理学者で、4月の北朝鮮のミサイル発射に関する新たな分析を共同執 筆したデービッド・ライト氏は「4月初めの際には、発射が迫ってい ることを示す多くの兆候があった」と述べた。

同氏は「北朝鮮は打ち上げ時期とミサイルの最初の2段の着水地 点を公表したが、人工衛星で観察されたように、ミサイル発射は発射 場所への発射装置の輸送と発射台への設置、燃料の輸送や発射台への 注入など、多くの準備を必要とした」と指摘。「こうした準備行動が見 られていなければ、発射は差し迫っていない」との見方を示した。

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