IMF理事会:初の起債計画を承認-債券発行の規模に上限設定せず

国際通貨基金(IMF)の理事会は 1日、同基金初の債券発行を承認した。起債は、世界的なリセッショ ン(景気後退)に見舞われる加盟国支援のための財源拡充が目的。

理事会はこの日の採決で債券発行を承認し、起債規模に上限を設 けなかったと、IMFの財務責任者アンドルー・トウィーディー氏が 記者団との電話会議で明らかにした。また、IMF当局者1人が匿名 を条件に語ったところによると、理事会は当初、加盟国の関心度を基 に債券発行規模を最大1500億ドルとする案を検討したが、IMFのニ ーズは変わっていくとして、上限は設定しないことにした。

発言力強化を狙う主要な新興市場国にとって、IMF債購入は基 金への貢献拡大に向け新たな機会を提供することになる。議決権シェ アの再配分をめぐり他の加盟国と対立するなか、中国とブラジル、ロ シアはIMF債購入に前向きな姿勢を示している。

こうした動きについて、リプスキー筆頭副専務理事はこの日のブ ルームバーグテレビジョンとのインタビューで「他の新興市場国など、 ほかの国々も後に続くと期待している」と発言。「先進国の一部でも、 IMFによる支援策を国際的にサポートする動きに加わる魅力的な方 法だととらえるかもしれない」と語った。

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