米民主党、上院で完全優位に立たず-ミネソタ州で議席確定も

昨年11月の米上院議員選挙で議 席が決まっていなかったミネソタ州で、民主党候補のアル・フランケ ン氏の勝利が確定したが、同党は上院の勢力争いで必ずしも完全に優位 な立場につけるわけではないようだ。

ミネソタ州最高裁が6月30日、フランケン候補の当選を認めた ことを受け、共和党候補のノーム・コールマン氏が敗北を受け入れた結 果、同議席をめぐる8カ月間に及んだ争いは終結した。フランケン氏は 来週初めに上院議員の職務に就く見込みだと述べた。これで上院の議席 数は、民主党が60、共和党が40となる。

民主党が挙党一致体制で臨めば、共和党がヘルスケアや金融規制な どの法案で審議引き延ばしなどの戦術を取っても阻止できるため、フラ ンケン氏の議席獲得は重要な意味を持つ。しかしニューヨーク州立大学 の政治学者、ブルース・アルトシュラー氏は、そうした挙党一致体制は それほど多く生まれるわけではないと分析。「当てにできる票がひと つ加わったが、何の保証もない」と指摘した。

フランケン氏は6月30日、同州ミネアポリスの自宅前で記者会見 し、民主党の勢力が拡大するとの見方には同意しかねるとの認識を示し た。また「私は60番目の民主党上院議員としてワシントンに行くので はない。ミネソタ州選出の2番目の民主党上院議員として行くのだ。そ れが私のこの仕事に対する姿勢だ」と述べた。

アルトシュラー氏らは、中道寄りの民主党議員は意見の分かれる 問題については党の路線からしばしば外れるため、リード上院民主党院 内総務(ネバダ州)は恐らく、重要法案の採決については引き続き党内 の結束固めや共和党議員への呼び掛けが必要になるだろうと指摘する。

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