6月米ISM製造業景況指数、50割れも10カ月ぶり高水準か-調査

米供給管理協会(ISM)が1日 に発表する6月の製造業景況指数は、50割れが続きつつも10カ月ぶ りの高水準に改善し、リセッション(景気後退)の最悪期が過ぎた可 能性を示唆する新たな兆候になりそうだ。

ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機関73社を対象に実施 した調査の予想中央値によると、6月の製造業景況指数は44.6と、 昨年8月以来の高水準になったもよう。同指数では50が製造業の活 動拡大と縮小の境目になる。

米経済で最大部分を占める個人消費の安定化を背景に、製造業の 生産は今後数カ月で拡大しそうだ。企業は1-3月(第1四半期)に 過去最速ペースで在庫を減少させた後、4-6月(第2四半期)も削 減を続けており、需要が少しでも上向けば、製造業の回復に拍車がか かる。

BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミス ト、マイケル・グレゴリー氏は「状況は悪くなくなってきている」と 指摘。「景気の転換点に間もなく近付くのだろう。恐らく7-9月 (第3四半期)のどこかの時点でそうなるのではないか」と述べた。

ISM製造業景況指数の発表は午前10時(ニューヨーク時間)。 指数の予想レンジは40-47.5。5月は42.8だった。

この日は給与明細書作成代行会社オートマティック・データ・プ ロセッシング(ADP)エンプロイヤー・サービシズ調査の6月の民 間部門雇用者数も発表され、前月より小幅な減少が見込まれている。 5月の中古住宅販売成約指数は前月比横ばい、建設支出は3カ月ぶり の減少が予想されている。

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