しまむら株が3日ぶり反落、競争力向上策を見極め-ユニクロに対抗

衣料専門店チェーンのしまむらの 株価が一時、前日比1.2%安の7590円と3営業日ぶりに反落。前日 公表の第1四半期(2009年3-5月)決算で、販促強化で業績が好 調に推移していることを確認できたが、ここからの株価上昇にはさら なる競争力の向上が必要との声も出て、売りが優勢となっている。

しまむら株は3月12日に付けた安値4600円から6月半ばの 7950円まで70%以上上昇。野村証券の風早隆弘アナリストは、「こ の水準から株価がもう一段上がっていくためには、しまむらが2けた 増益基調を継続できる会社だと見せる必要がある」と指摘、同社の競 争力増強策の進展を確認できるまで、株価は現状レベルでもみ合うと 予想した。

風早氏は、「ユニクロ(ファーストリテイリング)が一人勝ちす るような状況は異様だ。しまむらが日本アパレル界の雄として対抗勢 力になれるよう期待したい。同社だけそのポテンシャル(潜在能力) がある」と話している。

しまむらが6月30日に公表した第1四半期決算によると、本業 のもうけを示す連結営業利益は前年同期比9.6%減の69億円だった。 主力業態「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は同

2.5%増と会社側の想定を上回って推移したが、棚卸資産の会計処理 を低価法に変更した結果、「売上原価を17億円押し上げ、粗利益率 を1.2%悪化させた」(同社企画室の尾方範士氏)という。

野村証によると、実質ベースでは0.5ポイント粗利益率が改善 していたという。据え置かれた通期(10年2月期)の連結業績予想 は、売上高が前期比3.3%増の4242億円、営業利益が同4.4%増の 349億円。

アナリストらは業績達成確度が高まったとして、目標株価を引き 上げた。モルガン・スタンレー証券は目標株価を6400円から7300 円に、野村証券も5900円から7300円に変更した。

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