中国国家開発銀行:ブラジル支店を来年開設へ-リオ州知事

ブラジル・リオデジャネイロ州の セルジオ・カブラル知事は、中国国家開発銀行が来年、港湾や製鋼、 エネルギー関連の投資を目的に、ブラジルに支店を開設する計画であ ることを明らかにした。

カブラル知事の発表資料によると、国家開発銀は2010年半ばま でに、国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)や鉄鉱石生 産最大手ヴァーレが拠点を置くリオ市に支店を設置する見通しだ。同 行は今年5月、ペトロブラスへの100億ドル(約9640億円)の融資 で合意し、6月にはロシア開発対外経済銀行(VEB)に13億ドル を融資すると発表した。

シュナイダー・フォーリン・エクスチェンジの市場分析担当責任 者、スティーブン・ガロ氏(ロンドン在勤)は電話取材で、「中国は資 源国との関係を構築している」と指摘。「新興勢力が投資先をどこに決 めるかという点で、米国はますます孤立しつつある」と述べた。

世界的リセッション(景気後退)で対米輸出が縮小したことから、 中国は今年、ブラジル最大の貿易相手国となった。両国の中央銀行は 2国間貿易で、ドルに代わり両国通貨のレアルと元を使用する案を検 討している。

ガロ氏は、国家開発銀の決定が「天然資源購入のためのレアル獲 得手段を中国に与える可能性がある」と分析した。

在ブラジリア中国大使館の報道官はコメントを控えた。

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