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麻生首相:中央アジア支援に新構想、中印ロに連携呼び掛け-講演

麻生太郎首相は30日午後、都内 のホテルで開かれた日本国際問題研究所主催の講演会で外交政策 に関する演説を行い、中央アジア・コーカサス地域のインフラ整備を 支援する「ユーラシア・クロスロード構想」を発表した。中国、インド、 ロシアを「重要なパートナー」と位置付け、連携を呼び掛けている。

麻生首相は外相時代の2006年11月にも同研究所主催のセミナ ーで講演し、中央アジアの国々をはじめ北欧からバルト諸国、中東 欧、中東、インド周辺、東南アジアを通って北東アジアに至る地域の 経済成長と民主主義の定着を後押しする「自由と繁栄の弧」構想を発 表している。

30日の講演で麻生首相は、「この地域で安定と繁栄が相乗効果 を上げれば、世界経済を大きく押し上げる。中国、インド、ロシアは、 そのための重要なパートナーで、こうした構想に、今申し上げた国々 が関心を持つことを歓迎する」と語った。

また、具体的な支援内容として、①中央アジアからアフガニスタン を経て、アラビア海に至るルートの道路や鉄道の整備②中央アジアか らコーカサスを経て欧州に至るルートにあるカスピ海沿岸の港湾整備 -などを想定していることを指摘した。

首相は演説で、北朝鮮の核実験をめぐる国連安全保障理事会の 制裁決議に基づく船舶の貨物検査を日本としても実施するための具 体的な行動を取る決意を示した。

自衛隊のイラク派遣やインド洋での給油活動、ソマリア沖への海賊 対策などについて民主党が反対したことについて首相は、「どこか他 の国にやってもらいたい、ということなのでしょうか。それでは、国際 社会では受け入れない」と批判した。

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