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円は1ユーロ=128円へ、21日線の突破は困難-テクニカル分析

外国為替相場のチャート分析に詳し い三菱東京UFJ銀行の橋本将司シニアアナリストによると、円・ユ ーロ相場では昨夏からの円高基調が最近約4カ月間の円安圧力を押し 返し、1ユーロ=128円台まで円高・ユーロ安が進む可能性が高い。

橋本氏は6月30日のインタビューで、ユーロ・円相場は21日移 動平均線の持続的な上抜け(ユーロ高・円安)を試していると指摘。 背後には、2008年8月からの下落(ユーロ安・円高)基調を映す200 日、52週間の移動平均線と、2月下旬からの緩やかな上昇を体現する 65日線や90日線による「トレンドの攻防」があると語った。

上抜けは「最終的に失敗し、ユーロ安・円高に向かう」と、橋本 氏は予想。1月21日につけた02年3月以来の(ユーロ)安値112円 12銭から6月5日の約8カ月ぶり高値139円22銭までの上昇幅をフ ィボナッチ級数の1つである38.2%戻した128円87銭前後が、ユー ロ安・円高の短期的なメドになるだろうと話した。

橋本氏は、今回の攻防を見極めるには、売買の過熱感を計る相対 力指数(RSI)が有効だと指摘。「モメンタム系の指標は相場に先行 する」と語った。ユーロ・円相場のRSIは足元で54前後だが、6月 22日につけた44.38を下回ると「ユーロ安・円高の勢いが鮮明になる」 と述べた。

ユーロ・円相場は1日午前8時35分現在135円20銭前後。昨年 7月23日には169円96銭と、1999年のユーロ導入以来の最高値を記 録した。

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