コンテンツにスキップする

エクストラータによる合併案提示:低迷するM&A、復活の前触れか

信用市場の逼迫(ひっぱく)感が 和らぎ、スイスの資源大手、エクストラータのミック・デービス氏ら 鉱山各社の最高経営責任者(CEO)がM&A(企業の合併・買収) に向け自信を深めるなか、6年ぶりの低水準まで落ち込んでいるM& Aが回復の兆しを示す可能性がある。

債券発行が過去最高水準となり、米S&P500種株価指数が3月 に付けた12年ぶりの安値から40%上昇していることから、M&A向 け融資の獲得が再び可能になるとの楽観的な見方が強まっている。た だ、回復は弱いものにとどまる公算があると、銀行関係者らはみてい る。

M&Aに関する助言で1-6月(上期)に首位となった米モルガ ン・スタンレーのM&A担当世界責任者、ロブ・キンドラー氏は「戦 略的買収を目指す企業にとって資金調達が可能な状況にある」とした 上で「明るさに欠ける材料は、M&Aの代用の場となる株式市場の変 動性が引き続き高いことだ」と指摘した。

ブルームバーグが集計したデータによると、1-6月に企業が発 表したM&Aの総額は7730億ドル(約74兆1600億円)と、2003年 以来の低水準となった。エクストラータが英アングロ・アメリカンに 提示した240億ポンド(約3兆8300億円)規模の合併案や米シスコシ ステムズなどの企業による買収は7-12月(下期)に計上される可能 性がある。

M&A助言業務での2位はゴールドマン・サックス・グループ、 3位がJPモルガン・チェース。前年同期の上位はゴールドマンとシ ティグループ、メリルリンチが占めていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE