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カタール:LNGを東欧向けに初出荷へ-露ガスプロムの市場に参入

カタールは東欧向けにガスを出 荷する初めての合意に調印した。液化天然ガス(LNG)の市場拡大 が狙い。東欧はガス供給の大半をロシアの国営エネルギー会社ガスプ ロムに依存している。

イランとロシアに次ぐ天然ガス埋蔵国のカタールはドーハで、ポ ーランドに2014年からLNGを年間100万トン供給する合意書に 調印した。ドーハでは30日に15カ国が参加するガス輸出国フォー ラムが開かれ、石油輸出国機構(OPEC)のようなガス版OPEC の設立について協議する。

ガス供給の大半をロシアに頼っているポーランドは、同国を迂 回(うかい)してドイツに直接パイプラインを結ぶガスプロムの計画 に反対している。ポーランドは反対理由として、このパイプラインが 完成すれば、ロシアは西欧へのガス供給を中断することなくポーラン ドへの供給を停止し同国に圧力をかけることができると主張する。

イースト・ヨーロピアン・ガス・アナリシスのエグゼクティブデ ィレクター、ミハイル・コルチェムキン氏は29日の電子メールで 「今回の合意によりポーランドの交渉力が改善されるだろう。ガス版 OPEC設立時にこんなことがあろうとはガスプロムは予測していな かっただろう」と述べた。

ロシアやイラン、カタールなどの天然ガス輸出国は30日、ガス 輸出国グループの予算策定や事務局長の選出について協議する。

ポーランドは3年以上前にLNGの輸入基地を建設する案を発表 し、ノルウェーを起点とするパイプラインを敷設中。ガスの約3分の 2をロシア(旧ソ連)から輸入しており、ロシアとウクライナの対立 でLNGの供給が停止された今年初めのような場合、危機的状況に陥 りやすい。

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