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独ポルシェ:カタールから出資提案受ける-VWの買収提案は拒否

ドイツのスポーツカーメーカー、 ポルシェは29日、カタールが同社への出資とフォルクスワーゲン(V W)株に転換可能なオプション取得に関する提案を行ったことを明ら かにした。ポルシェは同日、VWからの買収提案を拒否した。

ポルシェの広報担当者フランク・ガウベ氏は電話インタビューで、 カタールの政府系ファンド、カタール投資庁(QIA)との交渉は取 得価格が焦点になると語った。同氏はVWによるポルシェ買収提案に ついて、107億5000万ユーロ(約1兆4580億円)の融資の即時返 済義務が生じるため「不可能」だったと説明した。

事情に詳しい関係者は22日、ポルシェがカタールに株式を最大

29.9%売却することで交渉していると語った。カタールとの契約には、 ポルシェの支配株主であるポルシェ家とピエヒ家との協議が必要にな る。同社は決定の時期についてコメントしなかった。

ポルシェによると、VWによる買収提案は、ポルシェの取締役会 ではなく、監査役会会長のウォルフガング・ポルシェ氏あてに送付さ れた。同社は27日、合意期限と設定した29日までに受け入れを迫る VWの提案は「脅迫」であり、両社に「打撃を与える」と指摘した。

UBSの自動車アナリスト、フィリップ・ウシュワ氏(ロンドン 在勤)は、融資条件によってポルシェの交渉余地は狭まっていると指 摘。「財務問題を抱えているだけではなく、銀行にせき立てられている 状態だ」と述べた。

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