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米国株の「恐怖指数」VIX、リーマン破たん前水準に低下-不安後退

米国株オプションの指標が昨年9 月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破たん以前の水 準に戻った。過去51年で最悪のリセッション(景気後退)で拍車が掛 かった市場の不安感は、株式相場の約4カ月にわたる上昇や景気改善 の兆しを受けて沈静化した。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・イン デックス(VIX)はニューヨーク時間午後4時14分(日本時間30 日午前5時14分)時点で2.2%低下し25.35と、9月12日終値の25.66 を下回った。同指数はS&P500種株価指数の下落に備えた保険として 利用されるオプションのコストを測るもの。S&P500種は29日に前 週末比で0.9%上昇した。

VIXオプションのプライマリー・マーケットメーカー(値付け 業者)、グループ・ワン・トレーディングのスペシャリスト、ドミニク・ サルビノ氏はCBOEの立会場でインタビューに答え、「投資家の不安 が大きく後退した」と述べ、「保険料は安くなりつつあり、それをオプ ション市場がこの水準で示している」と指摘した。

米4位の証券会社だったリーマンによる9月15日の破産申請は米 史上最大の経営破たん劇となり、信用市場の凍結を招いた。VIXは 同日24%急上昇し31.70を付けた。

1990年初め以降今月26日までのVIXの平均は20.18。昨年11 月には80.86を付けたが、今年5月には8カ月ぶりに30を下回った。 日中ベースでは10月24日の89.53が過去最高。

VIXがウォール街の「恐怖指数」として知られるのは、株価下 落時にほとんどの場合上昇し、向こう30日間の価格変動の見通しを反 映するため。同指数は満期まで1、2カ月のS&P500種オプションか ら算出される。

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