コンテンツにスキップする

ヴァーレは買収に動かず手持ち資金の保持を-株主の米ブラックロック

鉄鉱石生産最大手、ブラジルの ヴァーレの株主である投資会社の米ブラックロックとブラジルのブラ デスパルは、ヴァーレは手持ち資金120億ドル(約1兆1400億円) を英アングロ・アメリカンあるいはスイスのエクストラータの買収に 利用するのではなく、保持するべきだとの見方を示した。

アングロ・アメリカンの取締役会は先週、エクストラータによる 対等合併提案を、株主にとって魅力的ではないとして拒否した。これ を受け、米シティグループと野村証券は、ヴァーレが昨年交渉を打ち 切ったエクストラータ買収に再び関心を強めるか、アングロに対し買 収案を提示する可能性があると指摘した。

ブラックロックで南米を担当するシニアポートフォリオマネジャ ー、ウィル・ランダース氏は、世界経済の低迷で鉄鉱石需要が減退し ていることから、ヴァーレがいずれかの企業を買収する動きに出るの はリスクが高いとみている。ブラジル開発工業貿易省は7月1日に鉄 鉱石を含めた6月の輸出統計を発表する予定。

ランダース氏は「依然として困難な状況から完全に抜け出してい ない上、この規模の取引は非常に複雑化する可能性がある」と指摘。 「バランスシートの柔軟性を維持することには立派な価値がある」と の見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE