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34期ぶり赤字予想で浜松ホト株急落、受注減少が長期化-来期を警戒

各種センサーや計測機器に強みを 持つ浜松ホトニクスの株価が一時前週末比6.7%安の1853円と急落、 約1カ月半ぶりの下落率を記録した。自動車産業の生産縮小などで光半 導体素子や計測機器などの受注が減少、想定以上に長引くとして、今期 (2009年9月期)業績予想を大幅に下方修正した。34期ぶりの最終赤 字となる見通しで、減配方針も嫌気された。

浜松ホトが26日に公表した修正業績予想によると、連結純損益は 7億円の赤字になる見通しで、前回予想の26億円の黒字から33億円の 悪化となる。連結売上高が前回予想比81億円(11%)減の688億円に とどまると見込んだことが減額修正の主因で、経費削減努力だけでは補 いきれない。今期の年間配当は1株当たり30円とする予定で、16円の 減配となる。

ブルームバーグに登録されたアナリスト4人の浜松ホトの今期業績 予想の平均は、売上高が752億円、純損益が22億円の黒字。東海東京 調査センターの大平光行シニアアナリストは、「34期ぶりの赤字と言 われるとセンセーショナルな印象もあろうが、減額修正自体は想定通り で、その幅が想定より大きかっただけの話。限界利益率が高い会社だけ に、売り上げが落ちると利益も失う」と解説、落胆するような話ではな いとしている。

ただ、「来期(2010年9月期)受注はもっと厳しいと思われるた め、ここから株価が上がる要素は見当たらない」(大平氏)とも指摘、 株価の長期停滞を予測していた。

浜松ホトでは今回の業績下方修正を受けて、昼馬輝夫会長兼社長な ど10人の取締役報酬を減額する。業績に連動する加算部分の50%をカ ットし、経営責任を明確にする。

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