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米国株(26日):下落、貯蓄率の上昇で個人消費減速を懸念

米株式相場は下落。午前に発表 された5月の米個人消費支出(PCE)統計で、貯蓄率が過去15年 での最高を記録したことが、個人消費の減速懸念を強めた。このほか、 原油相場の下落も売り材料だった。

石油大手エクソンモービルとテソロは下落。ニューヨーク原油先 物相場は1.5%安のバレル当たり69.16ドルで取引を終えた。小型株 のラッセル2000指数は上昇。この日の引け後に銘柄の組み入れ比率 の年次改定が完了するとの見方から思惑的な商いが膨らんだ。

S&P500種株価指数は前日比0.2%安の918.90。ダウ工業株30 種平均は34.01ドル(0.4%)安の8438.39ドルで終えた。

フェデレーテッド・インベスターズ(ニューヨーク)のフィリッ プ・オーランド氏は、「一部の関係者は貯蓄率上昇の結果に驚いただ ろう。景気と利益の伸びは予想ほど強くない恐れがある。それが株価 を押し下げている」と話す。

エネルギー株

S&P500種エネルギー株価指数は1%安。産業別10指数の中で 値下がり率が最大だった。エクソンは1.2%安、テソロは1.9%安だ った。米貯蓄率が約15年ぶりの高水準に上昇したことで、景気回復 は緩やかなペースにとどまるとの見方が広がり、原油相場が下落した。

今年3月9日から6月12日までS&P500種は40%上昇し、株 価指数の株価収益率(PER、予想利益ベース)は約17倍となった。 これは2007年にS&P500種が最高値を記録した以来での最高となっ ている。PERは08年11月には10倍を下回っていた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は4日連続低下。この日は1.6%下げて25.93と、米リー マン・ブラザーズ・ホールディングスの破たん前最後の取引日だった 昨年9月12日以来の低水準だった。VIXはS&P500種株価指数の 下落に備えた保険として使われるオプションの費用に連動する。これ までの最高は昨年11月の80.86。VIXの19年間の歴史では平均値 が20.18となっている。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種採用企 業のうち、4月17日以降に四半期決算を発表した495社の四半期利 益は平均で32%減益だった。アナリストは今年通年での利益は15% 減を予想しているが、2010年は22%増とプラスへの改善を見込んで いる。

KBホーム

住宅のKBホームは下落。S&P500種銘柄の中で値下がり率最 大だった。同社が発表した3-5月(第2四半期)決算は純損失が1 株当たり1.03ドルと、ブルームバーグがアナリスト13人を対象にま とめた予想中央値を53%上回った。

コンピューターメモリー・チップを製造するマイクロン・テクロ ノジーも安い。同社の3-5月(第3四半期)決算は純損失が拡大し た。エレクトロニクス需要の減速と、過剰供給で価格がコストを割り 込んだことが影響した。

UBSは5.2%安。同行は第3者割当増資で約38億スイス・フラ ンを調達。4-6月(第2四半期)決算については赤字見通しを明ら かにした。

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