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JPモルガンとシティ、ジャンボローン事業を拡大-市場復活の兆しか

米銀JPモルガン・チェースとシ ティグループは高価格帯の住宅を対象としたジャンボ(大口)ローン 業務を拡大している。この3年間に住宅所有者のデフォルト(債務不 履行)急増で縮小した市場の活性化を図りたい考えだ。

JPモルガン・チェースの広報担当トム・ケリー氏によると、同 行は3月に中断していた他機関が組成した新規のジャンボローンの購 入を今月再開した。ローンの借り手が同行に当座預金口座を持ってい ることを条件にしているという。また、シティグループの広報担当マ ーク・ロジャーズ氏は、住宅ローンのブローカーを通じたジャンボ・ ローンの供与を再開したことを明らかにした。

住宅ローン市場は、2007年に住宅ローンのデフォルト率が過去最 高に達し、住宅ローン担保証券(MBS)から資金が流出して以降、 低迷が続いている。JPモルガンとシティがこのジャンボローン市場 に新たな関心を示した格好。ノースカロライナ州ブーンのアパラチア 州立大学のハリー・デービス教授によると、リセッション(景気後 退)で個人および企業向けの新規ローンの需要が弱まり、銀行間では 信用力の高い顧客獲得をめぐり競争が激化している。

デービス教授はインタビューで、「貸付基準は全般的に確実に厳 しくなっており、これを満たせる借り手は多くない」と述べた。

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