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シュタルクECB理事:景気が回復すれば、迅速に刺激策を解消へ

欧州中央銀行(ECB)のシュ タルク理事は25日、ECBは景気が回復すれば、迅速に刺激策を解 消するとの方針を明らかにするとともに、政府に対し、来年から財政 赤字の削減を開始するよう促した。

同理事はロンドンでの講演で、「マクロ経済環境は改善する見通 しで、そうなれば、採用された措置が迅速に巻き戻され、供給された 流動性が吸収されるよう確実に取り計らう」と述べた。また、政府は 「基本的に2010年、いずれにしても景気回復までに」財政赤字の削 減を開始する必要があると指摘し、「11年にはこの取り組みが強化さ れるべきだ」と付け加えた。

ECBは戦後で最悪となった欧州のリセッション(景気後退)に 歯止めをかけるため、政策金利を過去最低水準に引き下げ、数千億ユ ーロ規模の資金を金融システムに供給している。一方、政府も成長て こ入れを図り、財政出動に乗り出しており、財政赤字はユーロ圏の財 政規律の枠を超えて拡大している。

シュタルク理事やドイツ連邦銀行(中央銀行)のウェーバー総裁 はインフレ圧力の蓄積を阻止するため、景気刺激策からの迅速な脱出 を呼び掛けている。

シュタルク理事は「長期的な価格動向の見通しは、他の多くの要 因の中でも特に、極めて拡張的なマクロ経済政策から適切なタイミン グで脱出できるかどうかに左右されるだろう」と述べた。

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